自信を持って歌う弟と花粉症

テレビのアンケートとかで、「危険」のことを聞かれたら、君はどんなことを言う?「トマトジュース」って、人それぞれで印象が千差万別なのかもしれない。

雲が多い金曜の昼に友人と

夏休みも半分ほど過ぎた頃の日暮れ前。
「缶蹴り」で鬼になってしまった少年は、とてもお腹がペコペコだった。
捕らえても捕らえてもカンを蹴られて捕虜が逃げるので、もはやこの遊びは終わらないんじゃないかとうなだれていた。
へとへとにつかれて家に帰ると、扉を開ける前に、今日の晩御飯が判明した。
めちゃめちゃ美味しそうなカレーの匂いに、少年は笑顔になった。

のめり込んで熱弁する弟と濡れたTシャツ
いまどき珍しく、私の部屋は、冷房も暖房器具もない。
なので、扇風機と冷やしたレモネードを持って過ごす。
昨日、扇風機を動かそうと考え、回転しているまま持ってしまった。
すると、扇風機の歯が止まったので「おかしいな・・・」と不審に感じ、じっくり見た。
何故か気付かなかったが、邪魔をしているのは正しく自分の小指だった。
怖くなって手を放すと、また歯は元気に回転しだして、邪魔をしていたその指からは血がにじんできた。
痛さも感じなかったが、気を付けなければと心に留めといた。

騒がしく大声を出す君と電子レンジ

ある夏の日の午後。
少年は外で、アリの行列が虫の死骸を運ぶところを注意深く観察していた。
アリ達は一生懸命働いているのだが、虫の死体ひとつでこんなにも大勢のアリがいても、無駄なんじゃないかと、少年は不審に感じた。
少年は、蟻たちに砂をかけたらどうなるだろう、という好奇心に駆られた。
でも、今日のところはだまって見守ることにした。
とても暑い日だから、少年の汗が顔中からあふれ、しずくとしてアリの行列のそばに落ちた。

蒸し暑い火曜の夕暮れは座ったままで
ちかこの自宅のベランダで育てられているトマトは、かわいそうなミニトマトなのかもしれない。
ぎりぎりまで水をあげなかったり、稀にお茶をプレゼントしたり、コンソメスープを与えたり。
泥酔の私と彼女に、ビールを与えられたこともあり。
トマトの親である友達は、こんど興味でトマトジュースをあげてみたいという。
私たちの中でトマトの気持ちは完全にシカト。

陽の見えない仏滅の夜に散歩を

1年前から、九州の南に住むようになって台風の直撃をめちゃめちゃ気にかけるようになった。
強さが全然違うからだ。
九州北部に住んでいたことも埼玉に住んでいたこともあるが、台風の風が全然違う。
サッカーのゴールポストが転がり走ると聞いたときは、大げさだと思ったが、事実だった。
超大型台風が直撃した後は、高いヤシや大木は倒れ、海沿いの道は海からのゴミでいっぱいで車で走るのにも道を選ばないと走れない。
海辺の家や民宿では、車両のサイドミラーが破損したり、家のガラスが割れ、天井が壊れたりと嘘だと考えていたようなことを見た。
真上を通らずにかすめていくだけでも風はめっちゃ強く、古い家に住んでいると家の揺れる音が大変心配してしまう。

月が見える祝日の明け方はこっそりと
お盆やすみでも実家から外れて生きているとあまり意識することがないが、不十分ながら、仏壇へのお菓子くらいはと考え生まれた家へ配送した。
故郷に居たら、香を握りしめて祖先の受け入れに出向いて、盆の幕引きに送り出しにおもむくのだが、離れて暮らしているので、そのようにすることもない。
近所の方々は、線香をつかみ墓前におもむいている。
そのような姿が目撃する。
常日頃より墓所の近くの道路には多数の乗用車が停車していて、お参りの人もめっちゃたくさん目にとびこむ。

一生懸命走る弟と夕焼け

そそられなかったけれど、スポーツくらいわずかでもしなくてはとこのところ思った。
職務が違くなったからか、最近、歩く事がとても減り、体脂肪がとっても上がった。
あと、年齢も関係しているかもしれないけれど、腹にぜい肉が醜くついていて、ものすごく自分でも見苦しいと思う。
多少でも、頑張らないと。

無我夢中で大声を出す兄弟と紅葉の山
暑い季節は生ビールがものすごくおいしいけれど、最近あまり飲まなくなった。
20代の頃は、どれだけでも飲めたのに、年とともに次の日の朝に残るようになってそんなには飲まなくなった。
ビアガーデンにも社会人になった当時はすごくあこがれ、行くのがめちゃめちゃ楽しみだったけれど、仕事の関係で嫌というほど行って、私の中では、今では、いいイメージがない。
けれども、取引会社との付き合いの関係でたいそう久々にビアガーデンに行った。
とても久しぶりにうまかったけれど、調子にのってすごく飲みすぎて、やはり、翌日に残ってしまった。
次からは、飲みすぎないようにしようと思うけれど、飲み出したら、なかなかとまらない。

風の無い火曜の日没は目を閉じて

毎晩、キリンビールを飲むのが楽しみになっているけれど、最近はさらに、ワインを飲んでしまう。
もちろん、次の日に接待のような仕事がない時に限るけれど。
実家を出ていた時に、マンションの近くでワインショップを発見して、父の日も近かったので買ったことがある。
私は見栄っ張りなので、「1万円以上のプレゼント用ワインを探しています」なんて言って。
父に贈った、ワインが1万円ほどしたことを我慢できずに話すと、父は気まずそうに「・・・うん、何かが違う」と言ってくれた。
他には何もいう事は、特にはなかった。
それから、そんなにワインの値段にはこだわらなくなった。
あー最高だと思える時間の友だったら、お金や質にはこだわらない。

天気の良い日曜の昼は昔を思い出す
実際に行きたくてどうしようもなかった地、と言うのは静岡の真鶴。
それを知ったのは「真鶴」という川上弘美の文庫本。
いろんな解釈があり、自分の子どもな頭では、現在でも深い感心はできない。
代わりに、出てくる真鶴岬の雰囲気が好きで、まだ見ぬ真鶴に憧れていた。
静岡県熱海市と、神奈川県小田原市の中間にあるここ。
突端が真鶴岬。
真鶴岬の先、海面から頭を出しているのは、三ツ岩という大きな石3つ。
真ん中の石の上には鳥居としめ縄があって潮が引くと歩いて向かえる。
縁があって、本物の光景を見に行くことができた。
私の一眼の中身は真鶴の景色がたくさん。
民宿のおじさんに真鶴が好きだと言うと、喜んでくれた。


PAGE TOP

テレビのアンケートとかで、「危険」のことを聞かれたら、君はどんなことを言う?「トマトジュース」って、人それぞれで印象が千差万別なのかもしれない。
Copyright (C) 2015 あの日の夏は君も草木も青かった All Rights Reserved.